ウミウシ
調査データ / Scan Data
「この地域で唯一の淡水源」
- 分類
- 軟体動物 / Mollusk
- サイズ
- 未確認
- 脅威度
- 無害/Harmless
PDAデータバンク / PDA Databank
ウミウシ(仮称シースラグ・ハイドロクラスト)。海水を飲用可能な淡水に変えることができ、生物学的な謎が多い。
1. 燃料電池の役割を果たす微生物
海水から塩を取り除くには多くのエネルギーが必要になる。であるにもかかわらず、ウミウシは海水を淡水に変えている。これは、海水に含まれている廃棄物を糧にする体内の微生物リアクターの副産物と考えられる。
2. 淡水の貯蔵
ウミウシを急速な脱水から守る、水をはじくプラスチック製の袋を持つ。
3. プランクトンの養殖
ウミウシの水袋には、光を糧に変えることができる活発なプランクトンが共生している。淡水がプランクトンの化学変化に必要なのか、プランクトンが逃げないようにするための、監獄の役割を果たしているのかは不明。
4. 吸血能力
ウミウシは肉を切り裂く鋭いくちばしを持っている。寄生あるいは片利共生して宿主の血液中の毒素を除去していた進化段階の名残であると考えられる。
評価: この地域で唯一の淡水源。飲用する前にファブリケーターによる浄化が推奨される。肝臓に問題がある場合は、ウミウシに血を吸わせると効果的。
出典: ゲーム内PDAスキャン「ウミウシ」
Source: In-game PDA scan “Water Slug”
概要 / Overview
海底や岩の表面に生息する軟体生物。
突き出た柄の先に付いた眼、基質に吸着する足部、背面後部に見られる殻状の構造など、地球上の巻貝類をはじめとする軟体動物に酷似した外観を持つ。なお、データバンクでは背面の構造について、プラスチック製の袋と言及されている。
海水から淡水を分離する生態機構を持っており、プレイヤーが飲用水を入手するうえで不可欠な生物である。
生息地 / Habitat
- ライフポッド周辺
- 今後、確認できたバイオームを追加予定
行動 / Behavior
海底や岩の表面などに吸着し、ほとんど動かずにじっとしている様子が観察される。
基本的にはその場から移動しないが、これは動きが非常に緩慢であるため動作を確認しづらいのか、あるいはそもそも移動能力を持たないのかは現在調査中である。
プレイヤーが接近すると、特徴的な眼柄を収縮させ、全身を小刻みに震わせるような動作を見せることがある。この行動の目的は不明だが、威嚇や防御反応の一種である可能性がある。いずれにせよ、特に抵抗されることもなく容易に捕獲することが可能である。
ギャラリー / Gallery
余談 / Trivia
- 本種の日本語版名称である「ウミウシ」は、現実にも存在する海棲軟体動物の名称である。柔らかい軟体部、背面の突起や鮮やかな体色、海中の基質に付着して生活する行動様式など、現実のウミウシ類と多くの特徴を共有している。
- 飲用水の入手元となる本種は、言わずもがな前シリーズにおけるブラダフィッシュに相当する存在である。ブラダフィッシュが自由に水中を遊泳する小型魚類であったのに対し、本種は基本的に一箇所に留まっている。そのため、少なくとも捕獲のしやすさという点では、プレイヤーの水分補給はより容易になったと言える。
- 『Subnautica 2』の舞台となる惑星「プロテウス」に生息する生物は、その多くが人体にとって有害であり、本作固有の要素である「遺伝子適応」を行わなければ、原則として食物として摂取することができない。その中で、本種はゲーム開始時点から安全に利用できる数少ない生物であり、飲用水の供給源として序盤のサバイバルを支える重要な存在となっている。
- 本種は、正式発表に先駆けて最も早い時期に存在が示唆された『Subnautica 2』の生物のひとつである。初代『Subnautica』のタイムカプセル機能において、本種の一部を写した画像が添付されたタイムカプセルが発見されており、当時は未確認の新生物として話題になった。
- これらのタイムカプセルには TC-5761746572、TC-5761746572536C7567、TC-536C7567 といった番号が付けられているが、TC- 以降の文字列は16進数で表されたASCII文字列になっており、それぞれ Water、WaterSlug、Slug と読むことができる。すなわち、画像だけでなくタイムカプセル番号自体も、本種の名称を示すヒントになっていた。