ゼリー・リング
調査データ / Scan Data
熱を食べるゼリードーナツ
- 分類
- ゼリー / Jellies
- サイズ
- 直径 約8.5m
- 脅威度
- 無害/Harmless
PDAデータバンク / PDA Databank
ゼリー・リング(熱を食べるゼリードーナツを意味する サーモドント・スフガニヤ という仮の学名が付けられている)。実際にはゼリーではないが、ゼリー質のものが詰まっている。熱水噴出孔の熱と化学物質の流れを摂取して生きている。
1. ヒカリボヤ
「個虫」と呼ばれる小さなクローン生物が集まった群体。(ルシファー・ロットサックのような)単一の尾索生物とは違い、これらの個虫はまとまって大きな構造を作る。
2. リング
ゼリー・リングは、車輪が車軸にはまるように熱水噴出孔の周囲に定着する。熱水噴出孔が活動を停止すると、ゼリーリングは遊泳して新たな噴出孔へ移動することができる。
3. 粘液容器
リングの周囲にある花のような構造は、水と熱水噴出孔からの流れを取り込む粘液で覆われたポンプだ。このポンプは、流れを逆流させることで遊泳用の推進器としても機能する。また、リング内部のゼリーを食べる生物との物質交換の場としても働く。
4. 内部のゼリー質
内側のトーラス構造では、粘液容器から取り込まれたミネラルに富んだ熱水が循環している。取り込まれた水をその機能に特化した個虫が、共生バクテリアを使って消化し、ラテックス状の粘液を生成する。このゼリーは水との接触で凝固し、リングの穴を塞ぐ。糖、デンプン質、油分、樹脂など、複雑な化学成分に富んでいる。
5. 生物発光
ゼリー・リングの個虫は、神経細胞ではなく光を通じてコミュニケーションを取っている。リングは強力な生物発光能力を備えており、刺激に反応する。
6. ゼリー質の沈降物
地球のクラゲやヒカリボヤは、死ぬとその死骸が海底に沈降して栄養物となり、深海の栄養を豊かにする。ところが奇妙なことに、ゼリー・リングは生きているうちから深海に移動してゼリー質を排出していることを示す痕跡が見られる。これは、自らのカロリーを明確なメリットがないのに手放していることを意味する。自然淘汰の仕組みでは、生態系を支えるために個体が不利益を受けるような行動が生み出されることはない(アルテラの生態学専門家は、マルチレベル選択説を不明瞭かつ非生産的な理論と見なしている)。これは一種の養殖行動か、海底に生息する未知の近隣種に対する贈与行動かもしれない。
評価: 複雑な化学現象や摂取可能な脂質・糖質の原料として利用できる可能性がある。空気中では可燃性である可能性が高い。
出典: ゲーム内PDAスキャン「ゼリー・リング」
Source: In-game PDA scan “Jelly Ring”
概要 / Overview
高温環境に適応した、クラゲ状の生命体。地球上のクラゲを思わせる半透明の外観を持つが、ドーナツのようなリング状の体型をしている点で特異である。
体表には、身体の内外をつなぐ開口部と思われる花状の構造が規則正しく配列されており、まるで多数の花が咲いているかのような優美な印象を与える。
生息地 / Habitat
- グレイブヤード
- カラコルム
- 今後、確認できたバイオームを追加予定
行動 / Behavior
無数の熱水噴出孔に覆われた、地熱活動が活発な高温地帯「グレイブヤード(Graveyard)」を主な生息地とする。
通常は水中をゆっくりと漂っているが、時折リング状の身体を大きく収縮させて遊泳する様子が観察されている。また、データバンクで言及されているように、自身の身体で熱水噴出孔を取り囲むように定着している、特異な光景も見られる。
防衛用と思われる身体機能は持たず、接触しても害はない。触れると、まるで鈴のような音を立てながらプレイヤーを弾き返す、不思議な特徴を持つ。
ギャラリー / Gallery
余談 / Trivia
- 仮学名のスフガニヤ(sufganiyah)とは、ユダヤ式の揚げ菓子「スフガニヤ」、いわゆるゼリードーナツの一種を指す。