コレクター・リヴァイアサン
調査データ / Scan Data
「恐ろしい好奇心を持つ暴君イカ」
- 分類
- 頭足類 / Cephalopods
- サイズ
-
全長(胴体部)
約60.0m 全長(触腕含む)
約110.0m - 脅威度
- 致命的脅威/Lethal Threat
PDAデータバンク / PDA Databank
巨大な頭足類の捕食生物(仮学名 ティラノテウティス・フォボコエウス。恐ろしい好奇心を持つ暴君イカの意)。硬い殻を持った、防御機構が発達した獲物を餌にする。単独行動を取るが、非常に賢く、深海生物である可能性が高い。
1. イカに似たボディプラン
コレクターの体は、地球のイカに収斂した形態を持つ。長い外套膜と、頭部から直接伸びる複数の足を持つ。外套膜はプラスチックの装甲で覆われている。地球のイカとは異なり、狩りのための器用な爪を持つ4本の長い触腕を持つ。8本の足は小さく、くちばしの周囲に集まっている。
2. 強力な推進器官
2つの大きな呼吸孔が、後方にある推進器官に水を送り込む。これらの呼吸孔は、頭部にある4つのエラ開口部とは別に存在しており、呼吸のペースを乱さずに噴射の速度を変えることができる。2つの補助心臓が、エラから主心臓に向けて血液を送り出している。
3. 硬い獲物
巨大なくちばしはチタン製のプレートを引き裂くことができ、さらに4本の器用な触腕の先端には、鋭いバイオグラス製の爪が備わっている。これらの特徴は、コレクターが硬い装甲を持つ獲物を引き裂いて食べることに特化しているものと思われる。想定される獲物には、サンゴガニやグレート・ジョーが考えられる。装甲を持つ活発な獲物に打ち勝つ必要があったことが、好奇心が強く攻撃的な生態を発達させた可能性がある。
4. 発信器官
この巨大で多数の部屋に分かれた器官は、生物学的なフェーズド・アレイ・ソナーとして機能する。コレクターは、いくつもの「スピーカー」と「耳」を使って、複数の要素からなる複雑なパルス信号を発信することができる。この器官は高密度の神経によって環状の脳に接続されており、生体発光のパターンには、脳活動が直接的に反映されている可能性がある。
5. W型の瞳孔
強い光を感じると、瞳孔が収縮してWの形になる。この特徴は地球の頭足類にも見られたが、その機能が明らかになる前に完新世崩壊が起きてしまった。
6. 深海巨大症
深海の生物には非常に巨大なものが多く、この現象は「深海巨大症」と呼ばれている。
評価: 多様で狩るのが難しい狩猟対象を持つ捕食生物は、高い知能と強い好奇心を持つ傾向があり、その好奇心は獲物にとっては拷問のように感じられるかもしれない。小型の潜水艇や居住施設は、コレクターの興味を引く可能性が高い。
出典: ゲーム内PDAスキャン「コレクター・リヴァイアサン」
Source: In-game PDA scan “Collector Leviathan”
概要 / Overview
地球上のイカに類似した外観を持つ、捕食性のリヴァイアサン級生物。触腕を含む全長は100mを超える巨体を持ち、現時点では2個体の存在が確認されている。
頭部からは複数の腕と触腕が伸びているが、特に目立つのは用途の異なる2種類の大型触腕である。三叉状の鋭い鉤爪を備えた触腕は対象への打撃に、指状の部位を備えた柔軟な触腕は獲物の捕獲に用いられる。
巨大な胴体部は左右に展開する構造を持ち、内部には強く発光する巨大な器官が格納されている。通常時は閉じられているが、攻撃態勢へ移行すると胴体を大きく開き、この発光器官を露出させる。
生息地のひとつである「閑散とした平原(Sparse Plains)」は、ライフポッド周辺の浅瀬を含むバイオーム「コーラルガーデン」と、異星人の大規模な遺構が残る「カラコルム」を隔てる巨大な谷間である。そのため本種は、信号を追ってカラコルムへと進もうとする入植者の行く手を阻む、極めて危険な脅威として立ちはだかる。
生息地 / Habitat
- 閑散とした平原
- 金属ファーム
行動 / Behavior
特徴的な鳴き声を轟かせながら、生息地を徘徊する。
胴体を海底と平行に保ったまま遊泳する点は地球のイカに似ているが、触腕の姿勢は大きく異なる。通常時の大型触腕は胴体前方へ伸ばされるのではなく、胴体下面に折り曲げられ、先端を後方へ向けた姿勢を取る。
通常は一定の深度を中心に徘徊しているが、プレイヤーを追跡する際は海面付近から海底まで広く移動するため、上下方向の活動範囲は非常に広い。一方で、近隣バイオームへ侵入することはなく、プレイヤーがそれらの地域へ逃げ込んだ場合は追跡を諦める。
ただし、グレイブヤード方面には活動範囲がわずかに広がっているため、タッドポール格納庫付近を探索する際は特に注意が必要である。
脅威と対処 / Threats & Countermeasures
プレイヤーを感知すると、頭部や胴体などの各部がピンク色に発光する。その後、一定距離まで接近し、衝撃波のようなエコーを放つ。
プレイヤーがこのエコーに直撃すると、コレクターは全身を直立させ、胴体部を左右に展開し、内部の巨大な発光器官を露出させた攻撃態勢へ移行する。
攻撃時には、2種類の大型触腕を用途に応じて使い分ける。三叉状の鋭い鉤爪を備えた触腕はタッドポールへの打撃に用いられ、指状の部位を備えた柔軟な触腕は、タッドポールやプレイヤーの捕獲に使用される。
タッドポールに対しては一撃で致命傷を与えるわけではないが、捕獲後に勢いよく投げ捨てられ、地形へ衝突することがある。また、触腕による打撃など、状況によっては耐久値の4割前後を失うほどの甚大な被害を受けるため、タッドポールでの接近は極めて危険である。
生身のプレイヤーが捕獲された場合は、そのまま口元へと引き寄せられたのち、1対の付属肢によって無数の歯が生え揃う口内へ押し込まれ、即死する。
対策は極めて限られる。生身の状態で使用可能なバイオモッド「カモフラージュ」を活用すれば、至近距離でも知覚されることを防げる。ただし、カモフラージュの発動タイミングによっては隠蔽が間に合わない場合もあるため、過信は禁物である。
また、本種はプレイヤーが搭乗していないタッドポールに対しても執拗に攻撃を繰り返す。そのため、本種の生息域付近に乗り物を放置してはならない。
陽動フレアを使って注意をそらすことも可能だが、有効時間は数秒程度に限られると見られ、効果も安定しない。緊急時の一時的な時間稼ぎとして使用するに留めるのが望ましい。
ギャラリー / Gallery
余談 / Trivia
- データバンクで言及されている「完新世崩壊」の詳細は不明である。しかし、地球上の頭足類に見られるW字型の瞳孔について、「その機能が明らかになる前に完新世崩壊が発生した」と記載されていることから、多数の生物種の絶滅を伴う破壊的な事象であったことがうかがえる。少なくとも、Subnauticaの世界において地球上の頭足類が絶滅、または極めて深刻な打撃を受けた可能性は高い。なお、過去作を含むいくつかのデータバンクでは、サンゴやイルカもすでに絶滅していることが示唆されているが、それらが完新世崩壊によって引き起こされたものかは不明である。
- 本種は、本作の生物の中でも比較的早い段階で公開された存在である。2024年10月18日に公開された本作初のトレーラー「Subnautica 2 - Teaser Trailer」ではシルエットが公開され、2025年9月17日に公開された「Subnautica 2 Dev Vlog - Creating the Collector Leviathan」では、名称や外観を含む詳細が明かされた。
- データバンクでは、本種がサンゴガニやグレート・ジョーといった、他のリヴァイアサンクラス生物を捕食対象としていることが示されている。これにより、サンゴガニのデータバンクで存在がほのめかされていた捕食者は、本種である可能性が高い。リヴァイアサンクラス生物同士の捕食・被食関係が示されている例としては、過去作におけるリーパー・リヴァイアサンとシードラゴン・リヴァイアサンの関係が存在する。比較的小型のサンゴガニはともかく、巨大な殻と神経毒による防衛機構を持つグレート・ジョーまでもが本種の獲物となり得ることから、コレクターはリヴァイアサンクラス生物の中でも明確に上位の捕食者として描かれている。なお、地球上でも頭足類が貝類や甲殻類を捕食する例は一般的であり、この点でも本種の生態は現実の頭足類を思わせる。
- 「コレクター」という名称の由来は不明である。ただし、本種が強い好奇心を持ち、興味を引かれた対象を触腕で捕獲する生態から名付けられた可能性が考えられる。また、現在の生息地である「閑散とした平原(Sparse Plains)」の海底には、グレート・ジョーの死骸が多数確認されることから、捕獲した獲物を特定の場所へ持ち帰る習性が由来になっている可能性もある。
- 本種は、トレーラー、ゲームのメインビジュアル、サウンドトラックのカバーイラストなど、多数のメディアで大きく扱われている。さらに、他のリヴァイアサンクラス生物をも捕食対象とする生態や、ゲーム中での圧倒的な存在感を踏まえると、本作の代表的な小型魚であるハーフムーンを差し置いて、本作の“顔”ともいえる存在感を放っている。
- 現在は比較的表層に近い海域で姿を確認できるが、本種の本来の生息地は別に存在するとされており、今後のアップデートで実装されることが明かされている。
- 胴体内部に見られる巨大な発光器官は、現実に存在するクシクラゲ類(Comb jelly)を彷彿とさせる。奇しくも、同じく本作に登場するエンジェル・コムも、データバンクにおいて祖先がクシクラゲに近い存在である可能性が示されている。現時点で、コレクターとエンジェル・コムの間に直接的な関連性があるかは不明である。